家相と風水の大きな違いは何か?
風水は紀元前200年の中国の前漢時代から研究され、
陰陽五行思想に基づいています。
中国や台湾では、風水は学問として認識されており、
さまざまな建物や都市づくりに応用されています。
また、風水都市であるシンガポールやマレーシアでは、
風水が非常に有効に活用されています。
現在のシンガポールの「オーチャード地区」や
「マリーナベイサンズホテル」においては、
完璧に風水を施して建てられました。
一方で家相は、日本の環境にあわせて、
風水の一部を簡略化したものです。
家相は北東に水回りをもってこないとか、
周りの環境を無視して、画一的で制約が多く、
周りの環境や、部屋のエネルギー導線などは
一切考慮されていません。
鬼門(北東)や裏鬼門(南西)についても風水にはなく、
家相のみの考え方です。
つまり風水は、家相とは異なり、周りの環境や部屋の間取りから
エネルギーの滞りを解消するためのトータルな環境学なのです。
だから風水は、家相に比べてより細部まで
鑑定することが可能となります。
実際、風水的に整った環境で数日過ごすと、
体調面や精神面においても気分よく過ごすことができて、
本当に体感に現れるんですよ。